胃カメラ検査
このような症状に心当たりのある方は胃カメラ検査をうけましょう
このような症状に
心当たりはありませんか?
- 胸焼けや胃痛の症状がある
- ゲップがよくでる
- お腹が空くと胃がキリキリ痛む
- 胸がキリキリと熱く感じる時がある
- 空腹時にみぞおちの辺りが痛む
- 食後の胃もたれが気になる
- 食事の際に喉に違和感を感じる
- 慢性的な咳が続いている
- 胃酸が逆流している感じがある
- 黒い便や暗赤色の便がでた
- 吐き気、嘔吐の症状がある
- ピロリ菌検査で陽性になったことがある
- 40歳を過ぎて胃カメラ検査を受けた経験がない
- 胃バリウム検査で異常と指摘された
上記の項目に該当する方は胃カメラ検査を受けましょう。
胃カメラ検査は患部を直接観察することで、より正確に病気を診断することができます。
上記のような症状は胃癌などのリスクの高い病気の初期症状である可能性もあります。
検査による早期発見と適切な治療を行う事が大切です。
胃カメラ検査とは
胃カメラ検査は、口や鼻から先端にカメラのついた内視鏡スコープを挿入し、食道、胃、十二指腸を観察する検査です。所要時間は10~15分の検査で、食道がん、胃がん、逆流性食道炎、急性・慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍といった様々な病気を診断する事ができます。更に病気の診断のみならず、検査中に組織を採取して更に詳しく病理検査を行ったり、患部の止血処理を行う事も可能です。このように胃カメラ検査は正確性が高く、効果的な検査ですが、口からスコープを入れることによる「苦しさ」「辛さ」のイメージから検査に踏み出せない方が多くいることも事実です。当院では初めて検査を受ける方も、以前検査を受けて検査に抵抗感を持たれている方にも、安心して検査を受けて頂けるように様々な工夫を施しております。
当院の胃カメラ検査の特徴
1. 鎮静剤を使用した胃カメラ検査
当院では、患者様に合わせ鎮静剤を使用した「ウトウトと眠ってリラックスした状態」で胃カメラ検査を受けて頂く事が出来ます。鎮静剤を使用することで、内視鏡スコープが喉を通る際に感じる嗚咽感を軽減することが出来ます。また、鎮静剤を使用することで、患者様の喉や身体の力が抜け、内視鏡スコープの挿入や観察自体をスムーズに行う事が出来るというメリットもあります。患者様のご希望に沿う形で鎮静剤を使用しておりますので、お気軽にご相談ください。
2. 経鼻内視鏡検査
メリット
- おぇっとする嘔吐反射がおきにくい
- 軽い局所麻酔だけで検査を受けることができる
- 検査中に医師と会話をすることができる
- 鎮静剤を使用しない場合は、車で来院できる
- 鎮静剤を使用しない場合は、検査後のリカバリ—の時間がいらない
注意点
- 鼻腔が狭い方は痛みを感じる場合がある
- 稀に鼻から出血することがある
3. 内視鏡専門医による胃カメラ検査
当院では、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医である院長が内視鏡検査を行っています。豊富な経験で培った高度な技術と豊富な知識で質の高い胃カメラ検査を行っております。丁寧な検査と結果説明を行いますので、安心して検査を受けて頂けます。
4. 土曜日の胃カメラ検査
患者様の病気の早期発見、治療のために、1人でも多くの人に内視鏡検査を受けて頂けるよう、当院では土曜日の胃カメラ検査を実施しています。平日はお仕事や子育てで忙しくなかなか検査が出来ない方も検査の必要性は同じです。「検査を受けたいけど、時間が無い」と機会を失っている方は、是非当院までご相談下さい。
鎮静剤を使用した胃カメラ検査
当院の胃カメラ検査の特徴である「鎮静剤を使用した胃カメラ検査」について更に詳しくお伝えします。胃カメラ検査はネガティブなイメージも持たれがちですが、その要因は以下の3点であると考えられます。
- 1.内視鏡スコープが食道を通過する際に咽頭反射と呼ばれるオェッとする感覚がある
- 2.内視鏡スコープが食道を通過し、胃まで到達するまで続く喉の違和感やスコープの圧迫感
- 3.胃を観察する際に、胃に空気を入れることにより感じる膨張感や胸の苦しさ
この3つの「辛い・苦しい」の要因を鎮静剤を使用することによって軽減することが出来ます。皆様が感じる胃カメラの「辛い・苦しい」をしっかりと把握し、できる限りの改善、サポートができるよう尽力しております。
鎮静剤を使用した胃カメラ検査のメリットと注意点
メリット | 注意点 |
・咽頭反射が少ない ・スコープの圧迫感による腹痛が少ない ・スコープの挿入や観察をスムーズに行うことが出来る ・胃に空気を十分に入れ、胃のヒダを十分に伸ばすことができるため、より正確な検査を行う事ができる | ・鎮静剤使用後、目が覚めるまでに時間をようするため、すぐに帰宅することが出来ない ・検査後、患者様ご自身で車やバイクなどを運転することが出来ない ・鎮静剤を使用して胃カメラ検査を行うクリニックは限られている |
胃カメラ検査で分かる病気
胃カメラ検査は食道から胃までを直接観察し、以下のような病気の診断をすることが出来ます。
- 食道癌
- 胃癌
- 十二指腸がん
- 逆流性食道炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃炎
- 胃ポリープ
- 十二指腸ポリープ
- ピロリ菌感染
- 胃アニサキス症
- など
胃カメラ検査の流れ
1. 事前診察・予約

事前診察
患者様の症状を診察した後、医師が患者様に合った内視鏡検査を提案して、検査の内容や検査前の食事に関する注意点について説明します。説明後、患者様に検査の同意を頂けましたら検査予約をして頂きます。
※事前診察では服薬状況を確認します。検査前と当日の休薬についてご説明致しますので常用薬がある方はお薬手帳や飲んでいるお薬をご持参下さい。
web予約
(事前診察が不要な方むけ)
①ホームページのweb予約から診療メニューの胃カメラ検査選び希望の検査日を予約してください。
②予約が確定しましたら問診に回答するをタップして問診の記入をお願いします。
③検査当日は予約時間の15分前に受付を済ませてください。
※問診内容によっては当院からお電話をさせていただく場合がございます。
2. 検査の前日

検査前日の夕食は消化の良い食べ物を21時までに食べ、それ以降は絶食してください。飲み物は、水や薄いお茶などの糖分の含んでいないものを飲んで下さい。
3. 検査の当日・ご来院

検査当日の朝は絶食です。検査が始まる1時間前でしたらお水や薄いお茶などの透明なお飲み物であればお飲みいただいても構いません。
※検査当日は、お時間に余裕をもってお越しください。
※事前診察の際に、現在服用しているお薬に関して説明があった方は、指示された通りに服薬・休薬してください。
※鎮静薬をご希望の方はご自身で運転するお車やバイクでのご来院はご遠慮ください。
4. 検査

はじめに、胃の中の泡を消すため、泡消剤を服用していただきます。
- 1.喉に麻酔のスプレーをする
- 2.マウスピースを口にくわえる
- 3.鎮静剤を使用する場合は、鎮静剤を投与する
- 1.鼻の奥に出血を防止するスプレーを噴霧する
- 2.スコープと同じ太さのチューブを鼻に挿入し、鼻の通りを確認する
検査は10分程度で終了します。
ただし、検査中に詳細な検査が必要なあると判断した場合は組織の採取を行います。
5. 検査終了

鎮静剤を使用した場合は、検査後にリカバリールームにて休んでいただきます。個人差はありますが約30分〜60分ほどお休みいただきます。鎮静剤を使用しない経口内視鏡検査や、経鼻内視鏡検査の場合は、検査後すぐに医師から結果の説明があります。
6. 検査結果の説明

診察室で検査中に撮影した画像をご覧いただきながら医師が丁寧に結果を説明いたします。検査中に医師が更に詳しい検査が必要であると判断し組織採取を行った場合には、病理検査やに約1週間ほどお時間がかかります。1~2週間後に再度受診いただき結果をご説明致します。
7. ご帰宅
検査後、1時間は飲食を控えて下さい。少量の水から飲みはじめ、むせたりしないかを確認してください。検査中に組織採取をした場合は、検査翌日と翌々日まで激しい運動や飲酒をお控えください。
胃カメラ検査の料金
1割負担 | 3割負担 | |
胃カメラ検査 | 約2,000円 | 約6,000円 |
胃カメラ検査+病理検査 | 約3,000円 | 約9,000円 |
胃アニサキス除去(内視鏡的異物除去術) | 約5,000円 | 約15,000円 |
福岡市胃がん検診 | 1,800円 | 1.800円 |
自費胃カメラ検査(税込み) | 13,000円 | 13,000円 |
胃カメラ検査は口から食道、胃、十二指腸までを高性能のカメラで直接観察する事ができます。胃癌などのリスクの高い病気の早期発見に非常に有効な検査です。会社や自治体の検診で胃カメラ検査を認識されている方も多いと思いますが、実際には受けるべき人口の40%ほどしか受けておらず、毎年胃がんで命を落とす方も少なくありません。当院では内視鏡専門医・指導医が安心で精度の高い検査を提供します。「お腹が痛い」「胃もたれがする」などの症状がみられる際はお早めに当院までご相談下さい。