
まずは胃カメラ
ピロリ菌が陽性の場合はまず胃カメラを受ける必要があります。
胃カメラを受けて胃の中の状況(癌があるかどうか、胃炎の程度はどうか など)を確認します。
除菌治療
次に除菌です。
ピロリ菌は細菌ですので抗生物質を服用して治療します。
専用の薬を7日間服用します。
その後は4週間以上空いた後、尿素呼気テストという息を採取する検査をしてピロリ菌がいなくなったかどうか確認します。
除菌が成功しなかった場合は?
およそ3割の方が一次除菌で失敗します。その場合二次除菌を行います。
二次除菌まで行うと9割の方は除菌が成功します。
除菌した後は?
ピロリ菌除菌が成功しても残念ながら若干の胃癌の発癌リスクが残ってしまいます。
特に萎縮性胃炎(ピロリ感染による胃粘膜の変化)が強い場合は発癌率も高いのです。
現在のところは除菌成功後は1年に1回の胃カメラ検査をおすすめします。