
「腸内細菌に悪いことをしない」(過去記事はこちら)ができるようなったら、今度は腸内細菌を育てていきましょう。
【発酵食品】
言わずと知れた腸活、菌活の王道です。ヨーグルト、納豆、味噌、漬物、キムチ、麹、お酢などなど
ここで一つ注意したいのはヨーグルトは人を選ぶということ。
ヨーグルトは乳製品です。乳製品がダメな人(乳糖不耐やカゼンイン不耐)にはかえって逆効果です。
毎日ヨーグルトを食べているのにお腹の調子がいまひとつ。体調が良くなった実感がない人にはヨーグルトは合っていないかもしれません。
また納豆や味噌は最近では大量生産のために本来の製造方法で作られてないものも多く一概にお勧めできません。
お酢は善玉菌を増やす以外に、胃の中を酸性にして消化を助ける作用があります。
特に日本人は胃酸の分泌が弱い民族です。食事だけ欧米化して慢性的に消化不良を起こしている人、多いです。
酢のものを一品加えたり、食前にフルーツビネガーを少量飲んだりしてみてください。
【食物繊維】
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり、短鎖脂肪酸が作られます。
短鎖脂肪酸には、①腸内を酸性にし悪玉菌の繁殖を防ぐ。②腸の粘膜細胞のエネルギーとなる。③代謝をコントロールするなど多くの働きがあります。
不溶性食物繊維には便のかさを増して便通をよくする働きがあります。便秘を防ぐことによって悪玉菌の増加を防ぎます。
図は株式会社 ヤマサンブログより
食べる量の目安は、毎食両手いっぱいに乗るくらいです。
【オリゴ糖】
オリゴ糖はビフィズス菌などの善玉菌のエサとなり善玉菌の数を増やすことで腸内環境をよくします。
また砂糖に比べカロリーが少なく砂糖の代替としてもおすすめです。
【運動】
適度な運動は自律神経を整え、腸の蠕動運動を高めることから便通が良くなり腸内細菌を整える作用があります。
ウォーキングやヨガがおすすめです。
【サプリメント】
過去記事でもお伝えしておりますが、私はサプリメント推しです。その理由を述べた過去記事はこちら。
現代人はとても忙しい。食事のことなんて考える暇なんてありません。そして時間は有限です。
サプリメントは効率を追求した優れたツールだとおもっております。
正しい知識で正しい使い方をすれば得こそあれ損は絶対にありません。
とくに病気の治療にはぜひ使ってほしいと思っています。
お薬では病気は治せません。病気治るのは自己治癒能力が勝手に治しているだけで、薬はそのサポートです。
自己治癒には適切な材料と元気な細胞機能が必要です。そのためには栄養素の摂取も同時にしないといけないんです。
日々の診療ではこちらから積極的におすすめはしません。が、気になるかたは私やスタッフに気軽に聞いてください。
お勧めサプリメントはまたまとめますね。