このような方に腸活をお勧めいたします。
慢性的な疲労、メンタル不調、アトピーなど、なかなかよくならない体の不調
健康を増進させたい人、仕事のパフォーマンスを上げたい人、スポーツや勉強の質を高めたい人
全ての病気は腸から始まる
「全ての病気は腸から始まる」
古代ギリシアの医師ヒポクラテスの有名な言葉とされ、腸の健康が全身の健康の土台になるという考え方を表しています。
腸はただ食べ物を消化するだけでなく、免疫やホルモン、心の健康にも深く関わっており、腸が乱れると様々な病気につながりやすいということです。
腸の働き
- 栄養の入口(消化と吸収)
- 異物から身を守るバリア
- 免疫の中心
- 脳や皮膚など全身とのつながり
栄養の入口(消化と吸収)
食べたものは唾液、胃液、胆汁、膵液によって消化され、腸が吸収できる大きさまで細かならないと体内に入っていけません。胃腸の状態が悪いと、せっかく体によいものを食べても実は体の役に立っていなかったということはよくあることです。
異物から身を守るバリア
口から入った異物や病原体は血液中に入っては困ります。腸はこれらを吸収しないバリアの働きを持っています。腸のバリア機能が低下すると異物や病原体が血液中に入り込み体内に炎症を引き起こします。このように異物が通過できるようになった状態をリーキーガット(腸漏れ)と言われます。
免疫の中心
腸には免疫細胞のおよそ70%が集まっています。腸管内に入ってきた病原体を認識し全身の免疫細胞と連絡を取り合って感染に備えています。腸の免疫に問題が起こると全身の免疫のバランスが崩れアトピー、喘息などのアレルギー疾患やリウマチ、SLEといった自己免疫疾患の原因にもなります。
脳や皮膚など全身とのつながり
腸脳相関、腸皮膚相関と言われるように腸は全身の臓器と密接に連絡を取り合っています。その大切な役割の一旦を腸内細菌が担っています。腸内細菌は腸管免疫の最前線を担っていると共に、食べ物を分解してビタミンやホルモン、短鎖脂肪酸、神経伝達物質など人間に有用な物質を作り、全身の代謝をコントロールしてくれています。
腸活とは
胃腸の環境や働きを良くすることで。病気の予防から治療、そしてより健康な心身を手にいれるための生活習慣、行動を「腸活」と呼んでいます。
腸活の期待される効果
- 栄養状態の改善
- 生活習慣病の改善
- メンタルの改善
- 免疫力の強化
- 慢性アレルギー疾患の改善
- 自己免疫疾患の症状緩和
- 子供の発達障害の改善
- 認知症の改善
- 美容、スポーツ、仕事のパフォーマンスアップ
腸活をはじめるにあたって
1. 口の中は大丈夫ですか?
川の上流が汚れていたら、いくら下流を掃除しても川はきれいになりません。腸に次いで細菌の多い口の中のケアが大切です。
腸活を始めるなら、3ヶ月おきに歯科でのクリーニングは必須です。
2. 胃は大丈夫ですか?
口の次は胃です。胃はタンパク質を最初に消化する臓器です。また食べたものを細かくする働きもあります。胃での消化が不十分ですと腸に負担がかかります。
食後にお腹が張るようであれは、まずは胃の検査や診察を受けましょう。ピロリ菌がいないかどうかは必ず調べたほうがいいです。
3. 自律神経は整っていますか?
腸は自律神経でコントロールされています。そのような自律神経が整わない生活をしていませんか?
夜更かし
甘いのもをよく食べる(血糖の乱高下をおこすと自律神経の乱れが起こります)
ストレスなど
せっかく腸にいいものを食べても腸が正常に動かなければ役に立たないことがあります。
食事の3つのポイント
分子栄養学を使ってより深い腸活を
専門スタッフによるカウンセリング
現行の保険制度では胃潰瘍や潰瘍性大腸炎といった胃腸疾患が無いと栄養指導が受けられません。分子栄養学の専門知識をもったカウンセラーによる栄養相談を行なっています。
各種検査の提案
当院では胃腸の状態を把握するために自費での多くの検査を行っています。
栄養療法外来で行っている栄養解析採血は足りない栄養素がわかり、サプリメントなどで個別に補うことで腸活の効果をより早く、より確実にあげることができます。
例えば腸粘膜を元気にするのに必要な栄養素は亜鉛、ビタミンD、ビタミンAなどです。他にグルタミンなども使います。
腸活がうまくいかない方へ
間違った腸活をしていませんか?