
腸活がうまくいかない原因
①腸に悪い食事をしている
②胃の消化力不足
腸活がうまくいかない原因③
腸活がうまくいかない原因の3番目は「生活習慣」です。
生活習慣には食事、運動、睡眠がありますが、どれも腸と密接な関係があります。
<食習慣>
腸に悪い食材は①で説明済みですね。それ以外にも腸に悪い食習慣があります。
①同じものを食べすぎる
よかれと思って毎日同じものを食べる。じつはここに落とし穴があります。腸内環境があまり良くない場合、同じ物質が長時間腸粘膜を刺激し続けるとアレルギーを引き起こす場合があります。アレルギーは炎症ですからより腸粘膜のバリア機能が破壊され、腸内環境が悪化するだけでなく他の健康被害をも引き起こす可能性もあります。
②カロリー制限
ダイエットなどで極端にカロリーを減らしてしまうと細胞はエネルギー不足に陥ります。エネルギー不足になると体は脂肪を燃やし始めますが、筋肉や腸粘膜もエネルギー源として使われてしまうのです。
そもそもダイエットにおいてカロリー制限は大間違いであることは今や常識ですのでくれぐれもカロリー制限ダイエットはしないでください(カロリーオーバーしている人は別です)
③遅い夕食
夜は体のリセットや体内の掃除の時間です。その時間に腸内に食べ物があると体は本来の仕事ができません、疲れた腸は次の日もこき使われることになるのです。
仕事の帰りが遅く、夕食は21時、22時なんて人は少なくありません。そんな人に限って1日の摂取カロリーのほとんどが夕食という場合が多いのも事実です。
遅い夕食、疲れた胃腸。もちろん朝食を食べようなんて気になりませんよね。仕事が忙しいから昼食も適当。せめて夕食はしっかり食べよう。どんどん悪循環に陥ります。こういった場合、まず昼食をちゃんと食べる。夕方に捕食を取る。夕食は消化のいいもの(煮込み料理がお勧め)を少量食べるところから始めましょう。だんだん朝お腹が空くようになったらもうけもんです。
<運動>
運動は体にいい
概ね正解です
しかしながらここにも落とし穴が・・
運動は多量のエネルギーを消費します。エネルギーは食べたものをビタミン、ミネラルを使って燃やして作ります。ですから栄養不足の状態で運動したらどうなるでしょう?前述同様筋肉や腸粘膜も分解されて材料にされてしまいます。
また激しい運動は多くの活性酸素を発生させます。激しい運動は実は体にとってストレス源でもあります。強いストレスは腸の免疫機能を低下させます。アスリートには胃腸が悪い人が多いのですが、それはこのためなのです。
習慣的に運動をする人は、運動前後のエネルギー補給を忘れないでください。糖質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルが必要です。ドーピング検査とは縁のない人はサプリメントで確実に補充するといいと思います。
<睡眠>
こちらも前述しましたが、夜は体のリセットの時間です。諸説ありますが、だいたい22時から2時位の間がリセットのゴールデンタイムです。夜更かしはこの体のリセットが不十分になります。
腸は日中の消化と吸収と異物との戦いでボロボロです。傷んだ粘膜は修復し翌日に控えなければなりません。できれば23時くらいまでには寝るようにしましょう。
実は腸内細菌は睡眠と密接な関係にあります。腸内細菌が作るセロトニンというタンパク質は眠るホルモン、メラトニンの材料なのです。腸内環境が悪くなるとこのセロトニンが不足し、不眠になっていきます。不眠→腸内環境悪化→さらに不眠といった悪循環に陥ります。不眠症の方、ぜひご自分の腸を見直してください。
3回にわけて腸活がうまくいかない理由をお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?
巷ではいとも簡単に腸活ができるような情報で溢れかえってますが残念ながら健康に近道はありません。
正しいことをコツコツと。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回から腸にいい生活をご紹介していきますね。
バックナンバーはこちら
↓↓
腸活がうまくいかない人へ①
腸活がうまくいかない人へ②