
梅雨は明けてしまったのでしょうか?と思うくらい、今日も暑く日差しの強い1日でした。院長の趣味はウィンドサーフィンです。学会などがない週末は近くの長垂海岸にほぼほぼおります。
毎年GW頃からTシャツにサーパンで海に入るためかなり日に焼けるようになります。だいたい10月頃までは真っ黒です。
しかし、今年からどれだけ暑い日でも上は長袖のラッシュガード、下もレギンスをはくようにしてみました。
なんと、その日の疲れがぜんぜんちがうんです!!
紫外線と活性酸素
紫外線を浴びると皮膚の細胞内に大量の活性酸素が発生します。活性酸素は細胞を痛め組織の機能を低下させるものです。紫外線による活性酸素発生を防ぐため、メラニン色素が増え黒く日焼けします。
生物は活性酸素を除去するための酵素をいくつも持っています。その酵素には鉄や亜鉛、銅、セレンといった金属が必要です。
大量の活性酸素を除去するためには大量の酵素を作らなければなりません。酵素はタンパク質です。タンパク合成には多くのエネルギー(ATPという物質)を必要とします。ATPを作るにはビタミン、ミネラルが必要です。
活性酸とは細胞内の代謝、特にミトコンドリア機能を低下させるためエネルギー不足になりがちです。また活性酸素を除去するためにエネルギー(カロリー、ビタミン、ミネラル、)と原料のタンパク質とミネラルが必要になります。日焼けをしすぎると疲労感が出るのはこのためです。
紫外線は皮膚でビタミンDを作るためある程度は必要ですが、過度な紫外線は皮膚の健康だけでなく多くの栄養素を無駄遣いしてしまうという事を身をもって学びました。そして日焼けをするなら十分な栄養素の補充をお忘れなく!
補足1:ビタミンDを作るのに必要な紫外線
場所にもよりますが、夏場は15分くらいが目安です。それ以降は日焼け対策をしましょう。
補足2:当院ではビタミンD濃度測定(保険診療外、3,600円税込)をしています。低い人はサプリメントで補充しましょう。