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低血糖

By 宮本内科 in ブログ, 医学・病気のはなし Posted On 6月 26, 2021

それ、もしかしたら低血糖(かくれ低血糖)かも?

開院して9か月がたちました、当院は内科、胃腸内科、内視鏡内科を標榜しています。来院される患者様の1/3が高血圧や脂質異常、糖尿病などの生活習慣病の患者様で、2/3が胃腸の不調で来院される患者様です。
そんな胃腸の不調で来院される女性の患者様によくみられる共通点があります。

目次

  • 1 それは「(かくれ)低血糖」
  • 2 なぜ低血糖に?
  • 3 低血糖(かくれ低血糖)かもしれないと思ったら?
  • 4 低血糖対策

それは「(かくれ)低血糖」

来院した理由は胃腸の不調。でも良く話を聞くと・・
・おなかが空くとイライラする
・おなかが空くと手が震える、力が入らない
・食後に強い眠気が来る
・朝すっきり起きられない、寝ても疲れがとれない
・夕食前、とにかくきつくて食事の準備もままならない
・夜中に起きてしまう
・寝汗が多い
・内容を覚えている夢をよく見る
・甘いものがやめられない

こんな症状が多いんです。それ、もしかしたら低血糖かもしれません。

なぜ低血糖に?

「血糖」と聞くと高いことが問題だと思われる方が多いと思います。でも実際は困っているのは低血糖の方のほうが多いかもしれません。

糖質は脂質、タンパク質とあわせて3大栄養素と言われます。その中で一番エネルギーになりやすい栄養素が糖質です。食事から摂取した糖質は消化、吸収され血液中に入り血糖(グルコース)となります。グルコースはインスリンというホルモンの働きで細胞内に移動しエネルギーとして使われます。余った血糖はグリコーゲンという物質に変換され肝臓や筋肉に蓄えられます。さらに余っている場合は中性脂肪に変換され脂肪細胞に蓄えられます。血糖は食後3時間ほどでなくなり、それ以降は貯めたグリコーゲンからブドウ糖が切り出され血糖が維持されます、次に脂肪細胞から脂肪酸が切り出され利用されますが、脂肪の燃焼には一手間かかるため、人によっては筋肉からアミノ酸が切り出されてエネルギーとして利用する方が優先される場合があります。グリコーゲンや脂肪、筋肉からエネルギーを作り出すことを「糖新生」と言います。糖新生は主に副腎から分泌されるホルモンである「コルチゾール」が担っています。

この糖新生がうまくいかない人たちがいます。
・筋肉量が少ない人、肝機能が低い人はグリコーゲンを十分に貯められません。空腹になると血糖が維持できなくなります。
・ミトコンドリア機能の低い人。ブドウ糖は細胞内の発電機であるミトコンドリアでエネルギーに変換されます。ビタミンやミネラル不足があるとミトコンドリアでの発電量が少なく、いわゆる「燃費が悪い」状態となります。燃費が悪いのですぐにブドウ糖が消費されてしまいます。他にも腸内環境が悪かったり、有害ミネラルの蓄積があるとミトコンドリア機能が低下します。
・体内に慢性炎症を抱えている人。慢性炎症とは慢性の感染や自己免疫疾患など、炎症反応が日常的に持続してしまっていることを言います。腸内環境が悪いことも慢性炎症を引き起こします。炎症があると糖新生を行うコルチゾールが炎症を抑える方により使われてしまうため、糖新生に回せなくなります。さらに低血糖を繰り返すたびにコルチゾールの利用量も増えるためだんだんコルチゾールが減ってきてしまい、さらに低血糖を繰り返すという悪循環に陥ります。

血糖値が低下すると人間は生命の危機に陥ります。脂肪や筋肉も燃えるじゃないかと思われますが、そう単純な話ではありません。そもそも燃えるだけの脂肪や筋肉が無かったり、燃やすためのビタミン、ミネラルが不足しているからこそ低血糖になってしまうのです。
そのような場合に登場するのがアドレナリンというホルモンです。アドレナリンは交感神経を介して糖新生を促進し血糖値を上昇させます。しかし同時に血圧上昇や心拍数の上昇も起こります。ですから空腹時に手が震えたり、イライラしたり、動悸がするのはアドレナリンによるものなのです。

夜、睡眠をとることによって体は休息やデトックスをして翌日に備えます。夜は副交感神経が優位となり体のリセットをします。夜間に目が覚めてしまうのは低血糖で交感神経が優位となってしまうためです。体は休めず、翌朝疲れが残ります。
グルカゴンというホルモンも血糖を上げるホルモンです。これは胃腸の動きを止める働きがあります。朝お腹が空かず、朝食を食べられない原因はグルカゴンによるものです。

低血糖(かくれ低血糖)かもしれないと思ったら?

手元に健康診断の結果がありませんか?血液検査が参考になります。
・空腹時血糖が70以下、HbA1cが4.5以下
・中性脂肪が60以下
・AST>ALT、とくにALTが10を下回っている
などがあると強く低血糖を疑います。

またお勧めなのが「リブレ」という持続血糖(厳密には血糖ではありませんが)測定器です。当院でも行っております(自費となります)が、Amazonや楽天で個人でも購入できる検査です。24時間、最大2週間の血糖値をモニタリングできるので低血糖を疑う症状のときのリアルタイムな血糖値(厳密には血糖ではありませんが)がわかります。


ホームページはこちらから

 

低血糖対策

1.補食による低血糖予防
血糖が下がってくる時間帯(多いのが10時、4-5時、寝る前)に良質な糖質(小さなおにぎり、さつまいも、くず湯、生はちみつなど)やタンパク質、MCTオイルなどを摂取しましょう。
2.低血糖になっている原因を特定する
多くはその原因が一つということは無く、いくつかの原因が複雑に絡み合ってしまっていることが多いですが・・・。
・肝機能の改善
特に脂肪肝があると肝臓にグリコーゲンを蓄積できません。原因となる糖質過剰やアルコール摂取を控えること、腸内環境を良くすることが必要です。
・ミトコンドリア機能の改善
ミトコンドリアでの糖の燃焼効率を上げる必要があります。ミトコンドリアでの燃焼にはビタミンB群や鉄、マグネシウムといったビタミン、ミネラルが必要です。こちらも腸内環境が悪いと栄養素の吸収が悪くなり不足します。また腸にカビが増えるとカビの出す毒がミトコンドリアの働きを悪くします。
・腸内環境の改善
便秘、下痢ともによくありません。腸内環境を悪くする食生活(糖質過剰、添加物の多い食生活、人によっては小麦や牛乳)をしていませんか?さらに善玉菌を増やす(乳酸菌摂取、食物繊維摂取)ことを心がけましょう。

低血糖が問題を引き起こし、その問題がさらに低血糖を助長する。こんな悪循環の方が多く見られます。これ私かも?と思う方、一度ご相談ください。

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