
こんにちは。開業告知サイト2回目の投稿です。
今回は私が開業しようという考えに至った経緯を書きたいと思います。
1.「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」
2.「You are what you eat.(あなたはあなたの食べたものでできている)」
3.「医食同源」
いずれも私が大切にしている言葉です。1.はギリシャの哲学者ヒポクラテスの言葉。2.はアメリカの諺。3.は皆さんもご存知のように東洋の言葉です。いつの時代も食事がその人の健康を決めているということです。
また前述のヒポクラテスは「すべての病気は腸から始まる」という言葉も残しています。いくら体にいい物を食べても胃腸の状態が悪いと吸収できません。
私は母校の附属病院および関連病院で消化器内科、特に胃腸の疾患を専門として研鑽を積んでまいりました。大学病院では内視鏡を使った胃がんや大腸がんの低侵襲手術や潰瘍性大腸炎、クローン病といった腸の慢性疾患の診療・研究を行なってきました。関連病院では高血圧や脂質異常、糖尿病といった生活習慣病の診療にも携わってきました。その経験の中で強く感じることは、共通して食生活が悪い(以前は悪かった)ということ、そして胃腸のトラブルが多くの不調や病気の原因の一つとなっているということです。高血圧や脂質異常、糖尿病など生活習慣病をお持ちの方は胃腸の状態が悪いことが多く、そのような方々は胃腸のメンテナンスをしないと治療の反応も悪くなかなか良くならないことをよく経験します。
忙しい病院の診療では少ない外来の時間で一人一人とゆっくり食事の話をすることなど不可能です。本当はそこが一番大切だとわかっていてもです。医師として年月を重ねるごとに食と胃腸を大切にした診療をしたいという思いが強くなり、この度開業医として第2の医師人生を歩もうと思いました。
胃腸疾患はもとより様々な内科疾患の治療のサポートをさせていただき、地域の皆様の健康管理ができるクリニックを作っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。