今回は、「アレルギーと食べ物」について。
アレルギーというと、花粉症やアトピーなどが多く、飲み薬や塗り薬で対策されている方も多いですね。
そんなアレルギー症状、普段の食事をちょっと意識するだけで予防することが出来るかもしれません。
普段の食事と照らし合わせてみながらチェックしてみてください!
1.そもそもアレルギー薬って?
「アレルギーの薬が欲しいです。」
花粉症やアレルギーのある方はよく使う言葉ではないでしょうか?
私自身、花粉症だった時にはよく使っていました。
そのよく使っているアレルギー薬・・・・そもそも何でしょう?
一般的に使われるアレルギー薬は、「抗ヒスタミン薬」と言われ名前の通り、ヒスタミンという物質に抵抗するお薬です。
ヒスタミンは、アレルギー反応を引き起こす原因物質で、主に脂肪細胞から放出されています。
アレルギー体質の方は、いい印象をもてないかもしれませんが、本来のヒスタミンの働きは
【細菌やウイルス、アレルゲンなどを取り除くこと】
アレルギーの原因というよりも私たちの身体を守ってくれている大切な物質なのです!
しかし、このヒスタミンが過剰に放出されることで、様々な不快な症状が出てきます。
2.ヒスタミン過剰(アレルギー)の症状
□胃痛・吐き気
□かゆみ・発赤
□食物アレルギー・過敏性腸症候群
□頭痛・めまい
□不安
□不眠 など。
季節の変わり目や花粉症の時期になると、鼻水やくしゃみの他、頭痛や胃腸の症状、不眠など不定愁訴といわれる症状を訴える人は、体内でヒスタミンが増えた事により起こる症状かもしれません。
その症状を少しでも軽くするために食事からも出来ることがあります。
3.食事で出来る対策は?
出来る対策は大きく分けて以下の二つ。
①ヒスタミンの多い食べ物を避ける
②ヒスタミン分泌を促す食べ物を避ける
この二つを気を付けることで、アレルギー予防に!
4.避けた方がいい食べ物って何?
①ヒスタミンの多い食べ物
チョコレート/ワイン/ビール/たまご/青魚/トマト/茄子/アボガド/牛乳・乳製品/ドライフルーツ等
②ヒスタミンの分泌を促す食べ物
たまご/バナナ/キウイ/パイナップル/チョコレート/アボガド/ほうれん草/貝類/ナッツ類等
身体に良さそうだから!という理由で摂取しているものも多そうですね。
5.まとめ
アレルギー症状がある方は、上記の食品を
①一定期間お休み又は頻度を落とす
②症状がよく出る時期の前に控える
を試してみることで予防できるかもしれません。
薬だけでなく、食事からもアプローチされてみてはいかがでしょうか。
宮本内科 管理栄養士🍴