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キャベツが救世主?!胃もたれを和らげる食べ方のコツ

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そろそろ忘年会シーズン!そのほかにもクリスマスや年末年始、新年会と美味しいものを食べる機会が多い季節になりましたね!


楽しい時間と美味しい食事やお酒を楽しむのはいいけど、「食後に胃が重く感じたり、胃もたれでスッキリしない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?

そんな時に試していただきたいのが、栄養豊富で胃に優しい野菜「キャベツ」です。

キャベツには、胃の粘膜を保護し消化を助ける成分がたっぷり含まれており、昔から胃の不調を和らげる食材として知られています。

何の料理にでも合うキャベツですが、キャベツは消化を助けるだけでなく、切り方によって摂取できる栄養素まで変わってきます。

キャベツをただ食べるだけではなく、目的に応じた切り方を使い分けをし、効果的に摂取するのもいいかもしれません。

 

 

【キャベツは胃もたれの救世主?!】

  

1. ビタミンU(キャベジン)


   キャベツには「ビタミンU(別名:キャベジン)」と呼ばれる成分が含まれており、胃の粘膜を保護し、修復を促進する働きがあります。この成分は胃潰瘍や胃炎の治療にも役立つとされています。


2. 食物繊維


 食物繊維を摂るにはキャベツ!と思う方も多そうですが、その通り
   キャベツに豊富な食物繊維は、腸の動きを活発にし、消化を促進するため、胃もたれの予防にもつながります。食物繊維なので、便秘改善にも効果的ですね!


3. 消化を助ける酵素

   キャベツには、大根にも含まれるジアスターゼという消化を助ける酵素が含まれており、胃の負担を軽減します。しかし、ジアスターゼは加熱すると作用が失われるため、サラダなど生の状態で摂取する方がより効果を得られやすいとされています。加熱して使う場合は、短時間で調理すると損失を少なく抑えられます。


4. 胃に優しい


   キャベツは水分が多く、胃に負担をかけずに食べられる野菜です。消化にも良く、胃の不快感を減らす効果が期待できると言われています。
胃もたれが気になる時には、キャベツを食事に取り入れることがおすすめですが、胃が敏感な人は、スープなど加熱して食べるとより優しく摂取できます。

 

 

【キャベツの切り方による効果】


キャベツの切り方によって、摂取できる栄養成分や消化のしやすさが変わるため、目的に応じて切り方を使い分けるとより効果的です


1.ざく切り:食物繊維をしっかり摂りたい時

  

  食物繊維が多く残り、腸の動きを活発にして便秘改善に役立ちます
  スープや炒め物に。消化を助けるために、軽く加熱するのがおすすめです。


2. 千切り:消化を促進したい時

  

   細かく切ることで、酵素がより活発に働き、消化吸収がしやすくなります。また、ビタミンU(キャベジン)を生で摂取できるので胃の粘膜保護にも役立ちます
 生で食べるときにおすすめです。胃もたれが気になるときには、生の千切りキャベツが効果的です。


3. みじん切り:加熱して栄養を取りやすくしたいとき

  

   加熱してもキャベツの栄養を逃しにくく、消化がさらに良くなります。ビタミンCは一部失われますが、食物繊維やミネラルは摂取しやすくなります。
  スープやハンバーグなどの料理の具材として。胃に優しいため、胃が弱っているときにも食べやすくなります。

4. 手でちぎる:栄養をできるだけ保持したい時

  
   包丁を使わずに手でちぎることで、切り口の酸化が抑えられ、ビタミンCが保たれやすくなります
 ビタミンCや酵素の働きを保持しやすいため、栄養をしっかり摂取できます。
 サラダや浅漬けなど生食で栄養を逃さず摂りたいときにおすすめです。





いかがでしたか?キャベツには、胃の不調を和らげるためのさまざまな栄養が詰まっており、日常生活に簡単に取り入れやすい食材です。
毎日の食事に少しずつ取り入れるだけで、胃もたれの軽減や消化促進につながります。


ぜひ,飲み会の際はキャベツ!を意識して食べてみてはいかがでしょうか?

焼き鳥の時にあるキャベツもしっかり食べましょう♪


自分に合った切り方やレシピでキャベツを楽しみながら、何歳になっても美味しい物が食べられる胃を保ちたいですね(^^)


宮本内科胃腸栄養クリニック 管理栄養士🍴

 
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