インスリン抵抗性を下げるため
慢性炎症を取り除きましょう
慢性炎症とは?
炎症とは異物が体内に入ってくるのを防ぐ時、異物に対して免疫細胞がおこす反応のことです。
風邪を引いたり怪我をしたりすると痛みや腫れ、熱を伴ったりしますよね。
でも慢性炎症はこれらの症状を伴わない炎症のことです。
異物が入りやすい場所に慢性炎症は起こりやすく、鼻の周り(上咽頭、副鼻腔)、口の中、腸などが慢性炎症の起こりやすい場所です。
これらに共通しているのは細菌が多く住んでいる場所であるということ。
慢性的な鼻詰まりや歯周病、便通が悪いなどといった症状がある場合は確実に炎症があります。ですが、慢性炎症の6割は症状がないのでわからない場合が多いのです。
肥満の人、確実に慢性炎症があります。
炎症が起こると炎症性サイトカインという物質が作られ細菌と戦う際に使われます。
この炎症性サイトカインがインスリンの効き目を悪くします。
インスリン抵抗性が起こるというわけです。
インスリンが増えると脂肪が蓄積し、蓄積した脂肪がさらに炎症性サイトカインを出すという肥満と炎症の負のスパイラルに陥ります。
慢性炎症対策
普段仲良くしている細菌も生活習慣が悪くなると悪性細菌の割合が増えてきます。
- 砂糖の多い食生活をやめましょう
- 添加物まみれの加工食品を減らしましょう
- 定期的に歯医者で歯のクリーニングを受けましょう
- 腸にいい食事やサプリメントを用いましょう