ヘリコバクターピロリ感染が大腸癌発生率、死亡率を上げる可能性があるという論文が、3月1日のJournal of Clinical Oncology誌オンライン版に掲載されました。
内容は以下の通り
・ピロリ菌感染が無いグループと比べて、感染があるグループでは大腸がん発症リスクは18%高く、死亡リスクは12%高かった
・ピロリ菌の除菌治療を受けたグループに比べ治療を受けていないグループでは大腸がん発生リスクが23%高く、死亡リスクは40%高かった
ピロリ菌は胃癌のみならず、大腸癌にも影響している可能性があるようです。
ピロリ菌感染があった人は定期的な胃カメラ、大腸カメラを受けることをお勧めします。
journal of clinical oncology : official journal of the American Society of Clinical Oncology. 2024 Mar 01;JCO2300703. doi: 10.1200/JCO.23.00703.